- 長期休み明けの登校しぶり、不登校の原因。
- 不登校や登校しぶりの日常的な解決法。
- 本当に大変な場合は周囲や専門家に相談。
学期が終わると夏休みや冬休み、春休みなどの長期休みに入ります。
長期休みになると家の中で宿題しなさいと言ったり、一緒にお出かけや遊びに出る楽しみなどを想像して、ワクワクしますよね。
「どこに連れて行ってあげようかな〜」「一緒に過ごせる時間が取れるのは嬉しいなぁ」など、色んなことを考えます。
楽しい長期休みを考えながら思うことは「この子は長期休み明けにちゃんと学校に行ってくれるのだろうか・・・?」という心配です。
夏休みや春休みなどの長期休みが明けると、登校しぶりが始まってしまうのではないかと不安に感じたりしますよね。
楽しい休み期間に不安を抱えながら過ごさないためにも、少しでも「登校しぶり」「不登校」に対する知識をつけて、すっきりと休み明けに登校できるよに今から出来る準備をしていきましょう。
登校しぶりや不登校は年々増えている
都市部で10年以上、小学校の先生をしてきて思うのですが
登校しぶりや不登校で悩む方は、年々増えてきている
ように感じていました。
なので、まず親御さんは安心してください。
登校しぶりや不登校をしている、しがちな子どもはあなたのお子さんだけではないです。

うちの子だけ!?みたいに思っちゃうけど、そうではないんだね。
原因1:環境の変化
環境の変化
- 遊び中心から学び中心に。
- 座っている時間がこれまでよりも増える。
- 担任の先生を少し遠くに感じる。
- クラス替えがある。
背景としてまず挙げられるのは、環境の変化です。
幼稚園から小学校に入学したなど、新一年生の場合は他の学年の子よりも大きな環境の変化があります。
遊び中心だった生活が、学び中心に変化するのです。
登校しぶりにはならなくても、椅子にずっと座っているのが苦痛だったりします。
実際には一年生はかなり動く活動を入れるので、1日中座っていることはありえないのですが。
それでもお子さんが思うことは、幼稚園の頃と比較して小学校での担任の先生を遠く感じて、寂しく思ったりするお子さんはかなり多いようです。
学年が上がりクラス替えがあったり担任の先生が変わったりすることも、大きなストレスに感じるお子さんがいます。
クラス替えがあったり担任の先生が変わっても、新しい友達ができたり授業の中で活躍する場面ができたりすると居場所ができていきます。
クラスで新しい友達や役割、小さなきっかけで登校しぶりや不登校は時間が解決してくれることが多いです。
原因2:家庭環境
先ほどの原因で挙げた「環境の変化」と似ているのですが、環境の変化も大きな原因の1つです。
これまでおうちでお母さんと一緒に過ごしていたのですが、子どもが小学校に上がって仕事を再開される場合です。
もしくは下のお子さんがいる場合は、小学校に上がったお子さんよりもまだ手がかかるということで意識が下のお子さんにいきがちです。
そうなると、お子さんは「自分を見てもらいたいけれど見てもらう方法が分からない」という場合があります。
まだまだ甘えたい年頃のお子さんだったりはするので、できるだけ家の人たちと一緒にいたくて、自分を見て欲しくて登校をしぶり始めます。
このような場合、お子さんは保護者であるあなたを試そうとするんですよね。
ちなみにこのように保護者を試そうとするお子さんですが、自分のことを見てほしかったりするので、学校では担任の先生を試そうともしてきます。
こんな風に自分の存在を訴えれば、お父さんやお母さんは学校に行かなくていいよと言ってくれるかなという感じにです。



登校しぶりがあった場合、どんな対応をしたら良いんでしょう・・・?



一貫した姿勢を貫くことが大切です。
例えば「今日は行かなくていいよ」と言ったとします。
そしてまた後日、お子さんが同じ理由で学校を休みたいと訴えてきました。
でも先日と違い、「今日は行きなさい」となるとお子さんは混乱してしまいます。
「前は同じ理由で休ませてくれたのに、なんで今日はダメなの?」という感じにです。
なので保護者の方は、一貫して同じ姿勢を貫くようにしましょう。



休むのがダメなのではなく、「一貫した姿勢」を取れていないのが良くないだけなんです。
登校しぶり、不登校の解決法
登校しぶりや不登校の解決法は色々とあるので、一概には言えないのですがすぐにご自宅で実践できる方法があります。
それは
帰宅したときに頑張ったことを聞く
です。
そして頑張ったことを聞いたら、褒めてあげてください。
在宅でお仕事をされている保護者の方もいらっしゃると思いますが、その場合はほんの数秒だけでも良いので目を見て話を聞いて、少しのポイントだけでも褒めてあげましょう。
また聞く時には、「どうだった?」ではなく、「何をしたの?」と聞くと褒めやすいです。
「どうだった?」だと「つまらなかった、明日も行きたくない」となりがちです。
気になることは専門機関に相談
家庭の中で、昨今社会的な課題となっているヤングケアラーとなり、不登校になっているお子さんもいます。
この場合は、気付いた周りの方々がお子さんを相談機関にぜひつなげてあげていただきたいです。
また、お子さん自身の課題が背景になることもあります。
例えば
- 学習でわからないところがある
- 友達関係に不安を感じている
- 皆の前で発表できない
- 発音しにくい言葉がある
- どもってしまうこと(吃音)がある
- 苦手な給食がある
などです。
その解決方法や問題に対する対応の仕方が分からなくて、登校しぶりや不登校になることがあります。
お子さんが何か悩んでいたり課題を抱えている場合は、解決策や対応方法を保護者や専門家が一緒に探っていくようにしましょう。
学校やクラスが問題になることも
学校や学級の問題が背景になっていることもあります。
いじめや体罰、セクハラ、何か大きな秘密を知ってしまったという場合です。
これら学校やクラスの問題については、根が深いことが多く、なかなか実態が把握しにくかったりします。
なので保護者の方は必ず信頼できる人や専門家に相談するようにして下さい。
相談するならこれらの人や窓口に
夏休みや春休みなど、長期休み明けは登校しぶりや不登校の心配が頭をよぎったりしますよね。
お子さん自身が大人みたいに全部をきっちり説明できれば簡単だったり、もう少し楽になるのですが、そこは思うようにいかないことが多く、小さいうちはそれが普通です。
保護者である大人の余裕がなくなる前に、身近な人や学校の職員、専門家に相談するようにしましょう。
- 担任の先生
- 特別支援学級や通級の先生
- 保健室の先生
- 管理職の先生
- 保育園や幼稚園の時の先生
- 教育相談所
- 地域の療育センター
- 児童館
- 学童の先生
- 電話相談
- ソーシャルスキルワーカー
- スクールカウンセラー
- ソーシャルスクールサポーター
- フリースクール
- 地域の子育て相談
などです。
これだけの相談できる人がいます。
実際に悩んでいる渦中にいると、「こんなことで相談してしまって良いのだろうか・・・」と思ってしまうかもしれませんが、大丈夫です。
少しでも声を掛けてみて相談してみましょう。
案外「よくあることですよ!」と言ってもらえることで励みになったり、「それは学校にしっかりと調べます!」と力になってくれることがあります。
いろいろな人や窓口を頼ってみて、登校しぶりや不登校の原因を解決してみましょう。
突然の「今日、休んでも良い?」登校しぶり、不登校の原因と対策のまとめ
- 不登校、登校しぶりは年々、増えている。
- 要因は「環境の変化」「家庭環境」。
- 学校そのものが原因になることも。
- 気になることは周囲の人や専門機関に相談。







