2021年3月から変更された小学校の成績表の評価の付け方について

わかること
  • 2021年3月以降で小学校の成績表の評価ポイントが変わった。
  • 10年に1回ぐらいの頻度で評価ポイントが変わる。
  • 小学校の先生は新学習指導要領をもとに評価を決める。
なんか小学校の通知表、変わった?
先生
どの辺が変わったと思いますか?
以前に比べて「よくできる」が少なくなったように思うんだよね。
先生
それは小学校の成績表の評価ポイントが変わったからかもしれませんね。

2021年3月以降、小学校での成績の評価ポイントが変わりました。

評価ポイントが変わったので、これまで「よくできる」が多かったお子さんでも、もらってくる「よくできる」の数が減ったりして少しびっくりした方も多いかと思います。

具体的にどんなポイントが変わったのか、お伝えしていきます。

目次

通知表での評価ポイントが変わった

これは、今年度より、小学校にて「新学習指導要領」が実施された、ということが大きく関わってきています。

まず最初に変更点の例をご紹介します。

昨年度の通知表がある人は、見比べてみてください。

新しい通知表の変更点ですが、

通知表の変更例
  • 国語の「○」の数が3ヶ所に減った。
  • 算数の「○」の数が3ヶ所に減った。

評価(○の数)ですが、以前は国語は5ヶ所、算数は4ヶ所あったのにそれぞれ3ヶ所に減っていますよね。

これは、新学習指導要領の実施によって、先生たちが子どもに評価を与えるポイントが変わったからなのです。

新学習指導要領とは

この学年にはこの力を身につけていなければならない」というものが書かれている本。

小学校の先生は新学習指導要領をもとにして普段の授業をしたり、子どもたちの評価をしたりします。

例えば国語でいうと…

去年までは、先生たちはこのような点をポイントとして評価していました。

2021年3月よりも前の評価ポイント
関心・意欲・態度授業中の挙手、発言、ノートへの書き込み、普段の読書量など
話す・聞く要点を捉えて正しく聞けているか、話し方のポイントが分かっているかなど
読む物語文や説明文を読み取れるか
言語理解言葉を正しく使えているかなど
書く作文。自分の意見を主張して書けるか、順序を追っているかなど

ですが、2021年3月以降からは以下のように評価ポイントが変わりました。

2021年3月以降の評価ポイント
知識・技能話す、聞く、読む、言語理解、書く 力を習得しているか
思考力・表現力・判断力身につけた基本的な力を使って、作文やスピーチに表す。友達と話し合う中で意見を主張したり取り入れたりする。
学びに向かう志向性 

という3つで評価しています。

表の右側の項目を見ていただくと分かると思うのですが、前年度に比べると、一つ目の知識・技能に、これまで評価されていたポイント全てが入っているのです。

つまりこれまでだと「話す」「聞く」「読む」「言語理解」という項目がそれぞれ独立してあったのですが、これからは「知識・技能」の1項目だけに集約されています。

なので、書くことが得意だったお子さんも、話す・聞く力も得意でなければ、「とてもよい」はもらえなくなったということです。

2022年4月からの年度には、中学校においても新学習指導要領が実施されます。

ちなみに学習指導要領は、大体10年に一度改定されます。

年のはなれたお子さんがいる場合は、その年代でポイントがちがって、通知表を見比べるとおもしろいかもしれません。

なお、今後の指導要領の改訂スケジュールが気になる方は今後の学習指導要領改訂スケジュール(現時点の進捗を元にしたイメージ)を参考にしてみてください。

2021年3月から変更された小学校の成績表の評価の付け方についてのまとめ

まとめ
  • 2021年3月以降から小学校の成績評価のポイントが変わった。
  • 中学校は2022年4月から成績評価のポイントが変更。
  • 学校の先生は学習指導要領に基づいて成績の評価を決める。
  • 学習指導要領は10年に1回ぐらいの頻度で変更がある。
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